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四百余年の時を刻む江戸城築城石石丁場跡。石工達の息吹を感じて下さい!

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東伊豆江戸城築城石石丁場

現存する石丁場の石材に彫られた刻印は、採石者を現す印と言われます。
江戸城天下普請の課役大名、毛利秀就の「伊豆への御ヶ条」には、
「一、仕出しそうろう石にも三人のものども 手前切に 相しるしを仕るべく候来年かしら奉行遺し候もの
石の善悪見つけ候て せんさく仕るべくため候事」とあり、
「手前切り」に印を付け、刻印は採石者並びに石の材質、整製評価のために刻まれました。
また、採石には石商人も加わり、細川家文書「伊豆石場之覚」に
東伊豆の「堀河(現在の北川)」の採石について
「己ノ年、御普請ニハ紀伊国大納言様へ 商人切上申し候」とあり、石商人「鈴岡彦兵衛、次郎助」との
関係を記し、商人丁場の採石者の印も彫られています。
このことより刻印は
課役大名、家臣、採石人夫、石商人等の家紋、馬印、舟印、組印、屋号印などであると思われます。

<参考資料:東伊豆町教育委員会発行「東伊豆町の築城石」>











三つ団子紋(三ツ星紋)は本林石丁場から三つ、隣接する向田丁場跡から一つ発見されています。
紹介する写真は全て本林石丁場の刻印石です。
























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