東伊豆町大川地区には以前、国労の研修施設が存在していました。
国鉄とは殆ど縁の無い伊豆の山中に何故、国鉄の研修施設があったのか不明です。

研修施設跡地に大規模太陽光発電の建設計画があることを知り、
江戸城築城石採石の大規模石丁場が存在するエリアということで調査に入りました。

調査前、既に刻印石新発見の一報を受け、同地区に採石に入った大名家を調べておきました。
高さ2mを越える笹藪を掻き分け歩を進めると、突然巨大な自然石が目に飛び込んできたのです。

巨石上面、数メートル先から刻印と解る石鑿跡が確認出来たのです。
刻印は「○にた」。

付近の石丁場からも刻印が発見されていますが他の刻印と比べ石面への刻み込みは深く、
鮮明な刻印として現存していました。
今まで未確認の刻印発見です。
斜面上方では大規模太陽光発電の工事が既に始まっているのです。


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