縦、横約20cmの大型刻印です。
県事業の道路拡幅工事の際、発見されました。
地権者・久保田さんの話では約60年前、みかん畑を造成する際、「卍」の刻印が入った巨石を埋めた記憶があるということでした。
その後、古文書が見つかり、付近が阿波守、蜂須賀氏の石丁場があったことの記載があったのです。

「卍」を代表紋とする蜂須賀氏の刻印石の所在を探していたところ、拡幅工事で再発見されたのです。
久保田さんの記憶によると「埋めた刻印石はこの巨石の後方の斜面ではないか」といいます。
この刻印石の近くを流れる沢上流域にも矢穴石、矢割り石が確認出来、
見つかった古文書の古地図と合わせると、かなり大規模な石丁場があったのではないかと思われます。
ほとんど調査されていないこの石丁場、大発見があるかもしれません。


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