境川中流域、砂防ダムのコンクリート壁上流側から僅か十数メートルの位置に鎮座する大型矢割石です。

矢割幅は10cm以上あり、慶長時代の採石ではないか思われます。

この矢割石が存在する境川を挟んだ反対斜面には、境川に落ち込む支谷があります。

境川を渡り支谷に潜入しましたが堆積物が多く、転石が少ないため矢穴石、矢割石の存在が確認出来ませんでした。

支谷奥方向は倒木が多い上、足下が悪く調査は困難です。

修羅道らしき窪地が続いていたため、支谷奥方向より採石した石材を運んだ可能性がありますが、

今回は境川流域に引き返し、潜入は断念したのです。


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